コミー前FBI長官が準備書面、トランプ氏からの圧力明かす

 【ワシントン=加納宏幸】米連邦捜査局(FBI)のコミー前長官は7日、ロシアの米大統領選干渉疑惑を調査している上院情報特別委員会が8日に開く公聴会で証言するのに先立ち準備書面を同委に提出し、疑惑捜査の中止を求めたトランプ大統領からの圧力の詳細を明らかにした。5月9日にトランプ氏から解任されたコミー氏がやり取りを公表するのはするのは初めて。

 準備書面で、コミー氏はこれまでに計9回トランプ氏と対話したことを確認。このうちコミー氏は、トランプ氏が大統領に就任する前の1月6日から最後に話した4月11日まで面会や電話で交わした5回のやり取りを明かした。トランプ氏は2月14日、大統領執務室で人払いしてコミー氏と2人だけになり、フリン前大統領補佐官(国家安全保障問題担当)の捜査に関して「フリン氏を放してほしい。彼は良いやつだ」と述べたという。

 コミー氏は捜査中止の要求と受け止めたとしているが、中止の対象はフリン氏が昨年12月にキスリャク駐米ロシア大使と米国の対露制裁を協議しながらペンス副大統領に虚偽の報告をしていた問題に関する捜査で、干渉疑惑そのものではないと認識したという。

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