韓国が見捨てられればうまくいく? 文在寅大統領と付き合う心構えとは…

 「中韓連合」が北朝鮮や日本に「勝利」したわけではないが、ウォルツ氏の警句は、朴政権が直面した事態に一致している。歴史問題や経済で密接な関係を築いたはずの中国は、米軍の最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の韓国配備を拒否するよう要求した。韓国が要求に従わないとなると、韓国企業の不買運動や中国国内での営業停止処分が相次いだ。

 文在寅氏がTHAAD配備も含め、どのような対中外交を展開するかは現時点で見通せない。朴政権の失敗に学び、中国への追従を戒めるのであれば、チャ氏が描いた冷戦時代の構図が再び生まれることになる。

 いずれにせよ、日韓関係の行く末は、トランプ政権のアジア関与の度合いと、文在寅政権の対中観に大きく左右される。日韓関係が悪化すれば、日本政府の「配慮不足」や「不作為」を責め立てる声が国内で上がることも予想される。だが、韓国との関係を改善させるために日本外交のできることには限界があることにも留意する必要がある。(政治部 杉本康士)

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