天安門事件から28年、真相究明求め被害者遺族が声明 「へ理屈で血痕は隠せない」と政府を批判

 中国当局が民主化運動を武力弾圧した1989年の天安門事件から6月4日で28年になるのを前に、事件で子どもを亡くした親の会「天安門の母」が1日までに声明を発表し、政府に対し事件の真相究明を重ねて要求した。

 共産党・政府は事件を「政治風波(騒ぎ)」と位置付け、弾圧を正当化、調査も拒否している。声明は「へ理屈で、地上に残る血痕は覆い隠せない」と政府の姿勢を批判。その上で「党と政府が虐殺を反省せず、国民への犯罪を認めないならば『法による統治』は単なる空論だ」と強調した。

 事件の調査に関しては、全国人民代表大会(全人代)に専門の委員会を設置し、調査結果の公表や加害者の法的責任の追及、遺族への賠償などを進めるよう求めた。

 声明は「天安門の母」の創設者、丁子霖さんら128人が署名し、人権団体「中国人権」(本部・ニューヨーク)を通じて公表した。(共同)

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