トランプ政権 クシュナー氏 秘密の通信回線の設置を打診

 【ワシントン=黒瀬悦成】米紙ワシントン・ポスト(電子版)は26日、トランプ大統領の娘婿のクシュナー大統領上級顧問が昨年12月の政権移行期にロシアのキスリャク駐米大使に対し、米国内にある露在外公館を使って移行チームとロシア政府との間で専用の通信回線を設置できないか打診していたと報じた。

 複数の米当局者が同紙に明らかにしたところでは、一連の情報は、キスリャク氏がモスクワの上司に宛てた通信内容を傍受した米情報機関による分析で判明した。専用回線設置の要請について米当局者らは、移行チームが露政府とのやり取りを米情報機関による対露監視網によって把握されるのを免れる意図があった可能性があるとしている。

 会談には、一連のロシア疑惑の関連で辞任したフリン前大統領補佐官(国家安全保障問題担当)も同席していた。

 米当局者によるとキスリャク氏は、米国にあるロシアの大使館または領事館にある通信機器を米国人が使わせてもらえるとクシュナー氏が思っていることに驚いていたという。

 ホワイトハウスは会談が行われた事実について、今年3月になって初めて確認し、重要な内容ではなかったと強調しているが、連邦捜査局(FBI)はクシュナー氏とロシアのつながりを解明する糸口として関心を寄せているとしている。

 一方、複数の米メディアは26日、ホワイトハウスが近くロシア疑惑に関し、複数の顧問弁護士らを擁する緊急対策チームを結成し、FBIなどの捜査に対抗する構えだと報じた。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ