韓国大統領選 反日政権の衝撃(中) 日本側は苦笑「不安しかない」 慰安婦問題の次の標的は徴用工問題

 「不安しかないよ。あれだけ反日色が強い大統領が出てきたんだから」

 韓国大統領選はもともと文在寅(ムン・ジェイン)の当選が有力視されており、文が大統領に就くことは日本政府にとり織り込み済みの話だった。ただ、それでも9日夜、首相の安倍晋三の周辺は、苦笑しつつ嘆いた。

 ■告げ口外交の先輩

 文は韓国史上、最も左派的で、歴史認識問題で国内の反日感情をあおった第16代大統領、盧武鉉の最側近だった。盧は大統領就任直後こそ日本との関係構築に前向きな姿勢も見せたが、すぐに徹底的な反日姿勢を隠さなくなった。

 「日本に、北朝鮮による拉致問題を批判する資格があるのか」

 安倍は第1次政権時代、盧が国際会議の場で脈絡もなく唐突にこう演説を始めたことを鮮明に記憶している。盧は当時の米国防長官、ラムズフェルドと初会談した際には、「韓国の仮想敵国は日本だ」と言い放ち延々と日本との歴史的因縁を説き、ラムズフェルドをあきれさせたこともある。

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