トランプ政権 7月に米露首脳会談 トランプ氏「シリアでの殺戮終わらせる」

 【ワシントン=加納宏幸】トランプ米大統領は10日、訪米中のロシアのラブロフ外相とホワイトハウスで会談した。トランプ氏がロシアの要人と会うのは就任後初めてで、シリア内戦やウクライナ東部紛争を協議。米露関係を改善させることで合意した。ラブロフ氏は会談後の記者会見で、ロシアのプーチン大統領が7月の20カ国・地域(G20)首脳会合でトランプ氏と会談することで合意していることを明らかにした。

 トランプ氏はシリア内戦に関し、ロシアがアサド政権や同政権を支援するイランの行動を抑制させる必要性を強調した。トランプ氏は記者団に「シリアでの殺戮を速やかに終わらせなければならない」と語った。

 トランプ政権が4月、自国民への化学兵器使用を理由としてアサド政権に対する攻撃に踏み切ったことにロシアは反発し、米露関係は悪化していた。

 ロシア側は、シリアでの避難民保護を目的にロシア、トルコ、イランの合意により発効した安全地帯設置に関し、米側が関心を示したとしている。

 ラブロフ氏はこれに先立ち、国務省でティラーソン外相と会談した。ティラーソン氏は会談で、ウクライナ東部和平をめぐるミンスク合意の完全な履行を要求。2014年の同国南部クリミア半島併合後に強化された対露制裁について、ロシアが行動を改めない限りは続けると強調した。

 両外相は、北朝鮮の核・ミサイル開発問題に関しても協議したとみられる。

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