金正男氏毒殺 グローコム社元幹部「何度も北に招待された」

 【クアラルンプール=吉村英輝】北朝鮮の工作機関がマレーシアに置いたフロント企業だと国連の報告書が指摘したグローバル・コミュニケーション社。マレーシアの与党第一党、統一マレー国民組織(UMNO)の高齢党員組合で書記を務めるムスタファ・ヤクブ氏(69)は28日、産経新聞など一部メディアと会見し、経営幹部として同社の事業運営などに携わった経緯を証言した。

 --北朝鮮との関わりは

 「党の青年部会や国際部会の担当などをしたので、金日成(キムイルソン)氏の生誕記念日などに、若い頃から何度も北朝鮮に招待された。私たちも先方の党員をマレーシアに招き、親交を築いてきた」

 --なぜ同社の経営に

 「北朝鮮大使館の知人から2005年ごろ、北朝鮮のビジネスマン3人を紹介され、数回面会した。工作員だとは思わなかった。警察からは、付き合い方を注意するよう勧告はされた」

 --事業はどう進んだ

 「北朝鮮のラジオは性能が良く、内外で売れると思った。だが、ラジオも国連の制裁対象だと後から知って、数年で事業を閉鎖し、商売は成立していない。利益も出していない。それ以降、北朝鮮との付き合いはない。会社がその後も使われていたことも知らない」

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ