ノーベル賞授賞式 コロンビア和平、ゲリラ側招待せず 「平和賞」サントス大統領が記者会見

 【ストックホルム=岡部伸】オスロからの報道によると、ノーベル平和賞を受賞するコロンビアのサントス大統領は9日、10日の授賞式を前にノルウェーの首都オスロで記者会見し、授賞式に政府と和平合意した左翼ゲリラ、コロンビア革命軍(FARC)側の代表者を招待しないと語った。

 授賞式にはサントス氏の家族や内戦の被害者、和平交渉の政府側担当者ら数十人が招待されているが、FARCのロンドニョ最高司令官らの名前は招待者リストには入っていない。

 会見で、サントス大統領は、ゲリラのFARC側を招き、主催者のノルウェー当局と軋轢を起こすことを避けるため、招待を控えたと述べた。

 コロンビアでは半世紀余りにわたり政府軍と左翼ゲリラなどとの内戦が続き、約22万人が死亡。サントス政権は内戦終結に向け、12年からゲリラと交渉し、先月末和平が正式に成立。ノーベル賞委員会は和平合意に向けたサントス氏の努力を評価。各地の紛争解決のモデルになるとの期待も込め、サントス氏を選んだ。

 内戦は政府軍と左翼ゲリラ、コロンビア革命軍(FARC)などが戦い、行方不明者も数万人に上った。

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