米大統領選 露ハッカー集団「コージーベア」が暗躍か? クリントン陣営のメール暴露でトランプ氏を側面支援

 【ワシントン=加納宏幸】米大統領選の民主党候補クリントン前国務長官の陣営幹部のメールが暴露された問題で、米政府はロシア情報機関がハッキングに関与したとみている。クリントン氏の秘密を暴き、プーチン露大統領を「力強い指導者」とたたえる共和党候補トランプ氏を勝たせようとしているとの見立てだ。同氏は苦戦しているとはいえ、サイバー攻撃への米国の脆弱さは露呈した。

 ■プーチン氏の操り人形

 クリントン氏は19日のテレビ討論会で、プーチン、トランプ両氏の「結託」を印象づけようとした。

 「プーチン氏は操り人形(トランプ氏)を米大統領にしようとしている。ロシアは米国へのサイバー攻撃に携わり、トランプ氏は私たちの仲間へのスパイ行為をけしかけた」

 クリントン氏の念頭には、自らの私用メール問題でトランプ氏が今年夏に発した一言がある。同氏はロシアに対し、消去されたメールへのハッキングを呼びかけていたのだ。

 クリントン陣営は18日、「トランプ氏はプーチン氏のスパイ活動を悪用しているが、クリントン氏は大統領としてプーチン氏の容認できない行為に抵抗し、彼を甘やかさない」との声明を発表した。

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