北朝鮮の核開発を支援した中国人美人企業家は「優秀な共産党員」として毎年表彰されていた…

 【矢板明夫のチャイナ監視台】

 中国の治安当局は9月中旬、北朝鮮の核開発を支援した疑いで女性実業家、馬暁紅氏を拘束した。遼寧省丹東で創業した企業グループ「鴻祥実業発展有言公司」(丹東鴻祥)が、遠心分離機に使用可能なアルミニウムなどを北朝鮮に輸出したことが原因だと報じられた。

 しかし、中国は国内安定維持のため武器関連物質の管理を徹底的に行っている。包丁を買うのに実名登録を必要とする地域さえあるのに、民間企業が政府の許可なしに核兵器の関連部品を輸出することは考えられない。馬氏の正体をめぐり、北京の外国メディア関係者の間でさまざまな臆測が飛び交っている。

 中国メディアなどの報道によると、丹東のデパートの店員だった馬氏は1996年ごろから対北朝鮮貿易に従事するようになり、2000年に丹東鴻祥を創業。十数年で社員約700人の中堅商社に育て上げた。北朝鮮への衣類、食糧の輸出のほか、同国の鉱山採掘権を確保するなど経営分野は多岐にわたる。

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