「中韓蜜月」の夢破った北朝鮮のミサイル THAAD配備で亀裂は決定的に

 【日々是世界】

 北朝鮮による核・ミサイル実験は、韓国世論を“中韓蜜月”といううたかたの夢から揺り覚まさせたようだ。韓国メディアの大半は、対北制裁に本腰を入れない中国にいらだちを示し、中国が猛反発する米国の最新鋭地上配備型迎撃システム、高高度防衛ミサイル(THAAD)の韓国配備を支持。「米国の核の傘」は心許ないと、北朝鮮に対抗して、独自に核武装すべきだとの主張も目立ち始めた。

THAAD配備は必要

 「問題は、北朝鮮がミサイルで攻撃してきた場合、現在の防衛システムで迎撃することが極めて難しいことだ」。韓国紙、東亜日報は、社説(4日、以下、記事はいずれも電子版)でこう指摘し、今年から韓国に導入される地対空誘導弾パトリオット(PAC3)だけでは限界があるとして、THAAD配備の必要性を強調した。

 「日本が『破壊措置命令』を自衛隊に下したのは、多層防衛網を構築しているからだ」とも論じ、ミサイル防衛面で、「日本より10年以上遅れている」との見方を示した。

 中国は、THAADは実質的に自国に向けられたものだと反発し、中国紙は、韓国が配備するなら「代償を払う準備をすべきだ」と脅しつけた。これに対し、中央日報の社説は10日、「その気になれば、中国はいくらでも北の挑発を統制することができた。それでも常に最後の瞬間に金正恩(キム・ジョンウン)政権をかばった」とし、「北朝鮮の最大貿易国である中国が制裁に参加するふりをしてすぐにうやむやにすること」にそもそもの原因があると逆に批判した。

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