北朝鮮に核放棄させる手立ては? 包囲網急ぐ米、動かぬ中国「魔法の杖が欲しい…」

 【北ミサイル発射 止まらぬ暴走(下)】

 「北朝鮮の首に巻き付けた縄を締め上げる必要について話し合った」

 オバマ米大統領は8日放映の米CBSテレビとのインタビューで、5日に中国の習近平国家主席との電話会談の内容を明かした。

 ただ、これに対して習氏は、対話と協議による問題解決が必要と主張するにとどめたとみられる。

 国際社会の要請を無視して長距離弾道ミサイルの発射を強行した北朝鮮に、オバマ政権はこれまで以上に危機感を募らせる。射程約1万2千キロ以上という、首都ワシントンを含む米東海岸を標的に収める大陸間弾道ミサイル(ICBM)の技術を、北朝鮮が着々と確立していることが今回の発射で鮮明となったためだ。

 米情報機関の関係者は「北朝鮮が既に核兵器を持っていることは、もはや否定しようがない」とした上で、「重要なのは北朝鮮に一人前の“核保有国”まがいの振る舞いをさせないことだ。核弾頭を小型化してミサイルに搭載し、米国などに対等な立場で核交渉を持ちかけてきたりする前に、国際社会が結束して北朝鮮を封じ込める必要がある」と強調する。

 実際、オバマ政権はここへきて、対北朝鮮包囲網の形成を急いでいる。「米中均衡外交」と称して中国に事実上傾斜していた韓国に対し、「今は歴史問題ではなく、北朝鮮の脅威に対処すべきだ」(米政府当局者)と説き、日米韓の同盟の枠組みに引き戻した。

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