朴大統領「強硬姿勢」は言葉だけ 「北になめられっぱなし」韓国内に核保有論台頭

 【ソウル=名村隆寛】「決して容認してはならない」(韓国の朴槿恵大統領)という再三の警告にもかかわらず、北朝鮮がミサイルを発射したことで、韓国の対北姿勢はさらに強硬になりつつある。ただ、朴大統領が口にする「北が支払う厳しい代価」は、いずれも国連安全保障理事会の制裁決議など「国際社会」によるもので、韓国が率先し単独で北朝鮮にどこまで圧力をかけられるかは未知数だ。

 韓国政府は7日、北朝鮮のミサイル発射に対し、「住民の生活を顧みない、体制維持のための極端な挑発行為だ」との非難声明を発表した。声明は「国際社会と協力し、国連安保理決議を含む強力な制裁を行い、北朝鮮が自ら核を放棄するようにするしかない」とも強調し、国際社会とともに北朝鮮に圧力を加えていく姿勢を示した。

 韓国政府は、ミサイル発射を阻止するため北朝鮮に警告を続け、在韓米軍と連携し発射を警戒していた。しかし、韓国の警告や警戒を全く無視した格好で、北朝鮮は発射通告期間を1日前倒しして7日にミサイルを発射。韓国の対北警告は、結果として効き目がなかったかたちだ。

 韓国政府の声明は、ミサイル発射前からの流れに沿った予想された内容だった。こうした言葉だけでの強硬対応に、韓国ではもどかしささえうかがえる。「北になめられっぱなしでいいのか」という意見で、昨年8月の北朝鮮による地雷爆発や砲撃の後には、「犠牲を覚悟してでも強力に応じるべきだ」(韓国紙)との主張もあった。

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