北朝鮮が長距離弾道ミサイルを発射 発射期間変更初日に強行 核実験に続く挑発

 【ソウル=藤本欣也】聯合ニュースによると、北朝鮮が7日午前9時(日本時時間同9時半)、北西部の平安北道・東倉里(トンチャンリ)にある発射場から、長距離弾道ミサイルを発射した。長距離弾道ミサイルの発射は2012年12月以来。金正恩(キム・ジョンウン)政権は1月6日に「水爆実験」と称して核実験を強行したばかり。国際社会の対北制裁強化の動きに反発し、さらなるミサイル発射や核実験に踏み切る可能性もあり、朝鮮半島情勢は緊迫の度を増している。

 北朝鮮は6日、長距離弾道ミサイルの発射期間について、「8~25日」から「7~14日」に変更すると国際海事機関(IMO)に通報。天候次第では7日に発射する可能性があると日米韓は警戒を強めていた。

 北朝鮮としては、5月に開催予定の朝鮮労働党第7回党大会を前に、金正恩第1書記の科学技術の成果を一層強調し、国威を発揚する狙いがある。韓国紙は東倉里の発射場に「金第1書記の参観台が設置された」とも報じており、金第1書記が現場で指揮を執った可能性もある。

 今回、発射した長距離弾道ミサイルの詳細は明らかではないが、前回12年末に発射したミサイルは「テポドン2号改良型」(最大射程1万キロ)とされる。

 東倉里の発射場では、発射台の高さが50メートルから67メートルに増築され、韓国政府は「(米東海岸に達する)射程1万5千キロ以上の大陸間弾道ミサイル(ICBM)も発射できる」(金章洙駐中国大使)との見方を示していた。

 北朝鮮はこれまで弾道ミサイルの発射を「人工衛星の打ち上げ」と主張してきているが、弾道ミサイル発射と衛星打ち上げは同じ原理。国連安全保障理事会決議は、人工衛星を含め「弾道ミサイル技術を使った全ての発射」を北朝鮮に禁じている。

注目まとめ

    アクセスランキング

    もっと見る

    ピックアップ

      どう思う?

      「どう思う?」一覧