北朝鮮核実験 安保理、声明で北核実験を非難 制裁決議案を早期採択へ向け活発化

 【ニューヨーク=黒沢潤】国連安全保障理事会は6日、北朝鮮による4回目の核実験実施を受けた非公開の緊急会合を開催し、北朝鮮を強く非難する報道声明を採択した。安保理メンバー各国は7日、早期の制裁決議案採択に向け、動きを活発化させた。

 1月の安保理議長を務めるウルグアイのロセッリ国連大使が読み上げた声明は、「今回の核実験は(過去の)安保理決議に明確に違反する」と非難。核不拡散体制に打撃を与えるだけでなく、「国際社会の平和と安全にとって明らかな脅威」だと位置づけた。

 北朝鮮が2013年2月に3回目の核実験を強行した際の安保理決議は、新たな核実験やミサイル発射に踏み切った場合、「重大な措置」を講じると警告。声明はこれを踏まえ、「安保理は、措置(の策定)に向けた活動をただちに開始する」とし、新決議案の採択を急ぐ方針を明確にした。

 米国のパワー国連大使は制裁決議案は「強力で包括的なもの」になると指摘。米国は独自制裁の議論も進める。米議会は実効性のある制裁を検討しており、ロイター通信によると、米下院は北朝鮮の核開発に関与する銀行を制裁対象にする方向で調整している。

 非常任理事国・日本の吉川元偉国連大使も会合後、記者団に対し、重要な安保理の一員として「日本は(決議案作成に)主体的に取り組む」と強調した。

 安保理は北朝鮮が初めて核実験を実施した06年、核・ミサイル・大量破壊兵器関連物資や、ぜいたく品の北朝鮮への輸出禁止などを義務付ける決議を採択した。

 09年の2回目の実験後は、北朝鮮に出入りする貨物への検査強化を各国に要求。3回目の実験後は、ミサイル開発につながる金融取引などの凍結・停止などを各国に義務付けた。

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