北の暴走に憤る広島…被爆者ら抗議の座り込み 朝鮮学校・総連で厳戒態勢

 国際社会に完全に背く唐突な北朝鮮の「初の水爆実験成功」発表から一夜明けた7日も、関係者の間には「核は絶対悪」「率直に怖い」と収まらない憤りと不安が渦巻いた。朝鮮学校や朝鮮総連など関連施設では、引き続き警察当局などの厳戒態勢が敷かれ、北の暴走は尾を引いた。

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 被爆の恐ろしさを知る広島では、怒りの声が、さらに広がりを見せた。最後の核実験からの日数を刻む原爆資料館にある「地球平和監視時計」。館内の工事で数のリセットはされなかったが、「到底許し難く、強い憤りを覚える」とする抗議文が掲げられた。

 資料館のある平和記念公園の原爆慰霊碑前では、被爆者ら約150人が、「核兵器廃絶と世界の恒久平和への思いを踏みにじる行動だ」と批判し、約30分間にわたり抗議の座り込みを行った。

 広島県原爆被害者団体協議会の坪井直(すなお)理事長は「どんなことがあっても許されない。武力によって平和を勝ち取れるわけがない」と強い口調で語った。

 一方、観光客にドーム前で被爆の実相を伝える活動を行う三登浩成さん(69)は「核兵器は何があろうと絶対悪。なるべく多くの世界の人に、核兵器は存在してはならないと伝えていきたい」と語気を強めた。

 妻子とともに、平和記念公園を訪れた広島市中区の会社員、小山田慎吾さん(32)も「率直に怖いと思った。子供が今後どこにいても安全に暮らしていけるような世界になってほしい」と話した。イタリア出身の大学院生、ミケラ・ロッカさん(28)は「一般市民が危険な目にさらされることが多い」と不安を口にした。

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