イスラム国がネット上に声明、アフガンにまたがる地域を「新領土」宣言:イザ!

2015.1.26 23:53

イスラム国がネット上に声明、アフガンにまたがる地域を「新領土」宣言

 【カイロ=大内清】イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」とみられるグループは26日、ネット上に声明を出し、イラクからシリアにまたがる現在の支配地域に加え、アフガニスタンやイラン北東部などにまたがる地域を「ホラサン州」として新たに“領土”とすると宣言した。活動規模は不明だが、イスラム国が同地域への戦線拡大を狙っている可能性がある。

 声明は、日本人の人質事件には言及しなかった。

 声明によると、イスラム国の指導者バグダーディ容疑者は、ハーフィズ・サイード・ハーンなる人物をホラサン州「総督」に任命。周辺地域の過激派に向け、「党派主義を捨てて集まれ」と呼び掛けていることから、アフガンの反政府武装勢力タリバンなどとの連携を模索する恐れもある。

 声明はまた、欧米などに住むイスラム教徒に現地でのテロを呼び掛けたほか、「(ジハードに)参加しないイスラム教徒も攻撃対象だ」と恫喝(どうかつ)。仏風刺週刊紙本社へのテロで犯行声明を出した「アラビア半島のアルカーイダ(AQAP)」が欧米の一匹おおかみ(ローンウルフ)によるテロ戦術を提唱しているのに対抗してのものとみられる。