住民ら30人負傷の情報、上海で4千人の抗議デモ、環境問題への意識高まり:イザ!

2014.11.2 20:14

住民ら30人負傷の情報、上海で4千人の抗議デモ、環境問題への意識高まり

 【上海=河崎真澄】香港紙、蘋果日報(電子版)は2日、国際金融センターに近い中国上海市の浦東新区で10月31日から11月2日にかけ、電池工場の建設に反対する地元住民ら約4千人が参加する大規模な抗議デモが起きた、と報じた。

 デモ隊と警官隊の衝突で住民ら約30人が負傷し、約20人が身柄拘束されたという。デモ参加者が公開したインターネット上の画像では、複数の警官が住民の男性を引きずって連行するシーンなどが映っている。

 住民らは電池工場の建設計画をめぐる説明に偽りがあったなどと主張し、環境汚染に対する懸念から建設を中止するよう要求している。上海市では昨年5月にも、市内の松江区で同じく電池工場に反対した住民の抗議デモで、建設計画が中止になった経緯がある。

 中国では今年3月、広東省茂名市で化学工場の建設に反対する住民約1万人の大規模デモが起き、警官隊が住民らを殴打するなどして鎮圧。昨年7月には、同省鶴山市の核燃料加工場をめぐって約1千人が建設反対のデモを行って建設が中止されるなど、環境汚染を引き起こす恐れのある施設の建設に反対する抗議デモが各地で頻発している。いずれも中国国内では、ほとんど報じられていない。

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