習近平政権が日本に“SOS”を発した理由 三重苦が直撃、油断は禁物:イザ!

2014.8.29 08:00

習近平政権が日本に“SOS”を発した理由 三重苦が直撃、油断は禁物

 習近平国家主席率いる中国が、日本に歩み寄りを見せている。沖縄・尖閣諸島周辺には、中国海警局の艦船が連日のように侵入しているが、外交分野で関係改善の糸口を探る動きが見られるのだ。対日強硬外交を続けてきた中国に何が起きているのか。背景には、習政権が抱える「APEC(アジア太平洋経済協力会議)」「直接投資」「米国」という三重苦があるようだ。

 「会談は日本の求めに応じて行われた。非公式なものだ」

 中国の王毅外相は今月10日、岸田文雄外相と前日行った会談について、記者団にこう語った。習政権で初の日中外相会談だったが、厳しい対日世論の反発を恐れ、「仕方ないから会談した」とでも言わんばかりだった。

 だが、先月下旬には、訪中した福田康夫元首相と習氏の極秘会談が行われた。このとき、習氏は「安倍晋三首相が、中国とどういう付き合いをしたいのかが見えてこない」と漏らしながらも、日中関係の改善に前向きだったという。

 安倍首相は終戦の日(15日)、靖国神社への参拝を見送り、私費で玉串料を奉納した。中国外務省の報道官が批判談話を発表したが、昨年のように駐中国日本大使を呼びつけるような抗議はしなかった。