韓国旅客船沈没 当日の朴大統領に「空白の7時間」 野党・メディアが問題視:イザ!

2014.8.3 08:01

韓国旅客船沈没 当日の朴大統領に「空白の7時間」 野党・メディアが問題視

 【ソウル=加藤達也】韓国の旅客船沈没事故が起きた4月16日におよそ7時間にわたって、朴槿恵(パク・クネ)大統領の所在や動向が分からない空白の時間帯があったことが明らかになり、韓国メディアや野党が問題視している。この時間帯には事故の救出者数が二転三転するなど状況が刻々と変化していたが、「7時間の空白」が事実であれば朴大統領は重大な事態の推移を全く関知していなかったことになる。

 朝鮮日報(電子版)によると朴氏は事故当日、午前10時ごろに最初の報告を書面で受け、夕方に中央災害安全対策本部に姿を見せるまでの間、空白の時間帯になっているという。

 同紙は7月7日に国会運営委員会で行われた大統領府による野党側への説明を引用し、空白の時間帯に「(大統領本人を前にした)対面報告も大統領主宰の会議もなかった」と指摘した。

 側近の金淇春(キム・ギチュン)秘書室長は、野党、新政治民主連合の朴映宣(パク・ヨンソン)院内代表の質問に対し、午前10時に朴大統領に書面による報告をした際、執務室に大統領がいたかどうかすら「分からない」と回答。対面報告をしなかった理由を追及されると「執務室が遠いから」などとお茶を濁した。

 大統領への報告はメールやファクスによる「書面報告」が常態化していたとされ、この日の質疑でも野党側は書面報告について、他人の意をくみ取れない朴大統領の「不通(プルトン)」政治の本質だとして非難している。

|