ウクライナ情勢 「露軍」居座り駐屯地を包囲 国連特使はクリミア脱出:イザ!

2014.3.6 22:50

ウクライナ情勢 「露軍」居座り駐屯地を包囲 国連特使はクリミア脱出

 【シンフェロポリ(ウクライナ南部)=遠藤良介】ウクライナ南部クリミア自治共和国では、ロシアのプーチン大統領が「武力行使の必要はない」と明言した後も、ロシア軍とみられる武装勢力が中枢施設を掌握したまま居座っている。多数派であるロシア系住民の「自警団」も、武装勢力に同調する形で威圧的行動を見せる。5日には、中心都市シンフェロポリに入った国連特使が退去を求める親露派集団に脅かされ、クリミアを脱出した。

 シンフェロポリ中心部から約25キロのウクライナ軍駐屯地。小銃を構えた武装兵士が一定間隔で立ち、敷地を包囲している。カーキ色をした数十台の軍用車両が集結しているのも確認できた。「あなたはロシアから?」との質問に、武装兵士は「ノーコメント」。プーチン大統領が「地元の自衛勢力」と称し、ロシア部隊であることを否定しているのがこの集団だ。

 駐屯地正門には赤青白のロシア国旗が掲げられ、ウクライナ軍は「降伏」したかのようだ。駐屯地前に陣取るロシア系自警団のカラウロフさん(49)は「ロシア軍に対する挑発行為がないよう、ここで監視している。駐屯地内での兵士らの生活は保障されており、何の問題もない」と主張した。

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