汚してはならない日系元兵士の誇り「われわれは韓国の自由のために戦った」:イザ!

2014.2.18 08:00

汚してはならない日系元兵士の誇り「われわれは韓国の自由のために戦った」

 【視線】ロサンゼルス支局長・中村将

 木々の枝から枯れ落ちた葉が幾十にも重なっていた。落ち葉を手でかきわけると、地面に埋まった墓石があった。一緒に出兵した朝鮮戦争で犠牲になった幼なじみの墓。「1951年 9月13日」。幼なじみが戦死した日付も刻まれていた。

 ロサンゼルスのダウンタウンから東に64マイル(103キロ)。ビクトリア調の住居が軒を連ね、田園地帯が広がるレッドランズ市の山間にその墓地はある。ロバート・ワダさん(83)は51年4月から52年5月まで、米海軍の兵士として、朝鮮戦争を戦った。出兵直前に18歳の若さで病死した妻も同じ墓地に眠る。

 両親は、広島・江田島から海を渡った。レッドランズは日系2世のワダさんが生まれ育った街、ふるさとだった。今の自宅からは、フリーウエーを飛ばしても片道1時間はかかるが、墓参りは欠かさない。

 先の大戦中、日系人らは「敵性国民」とみなされ、多くが収容所で生活を送った。ワダさんも少年時代、米南西部アリゾナ州ポストンの収容所で過ごした。「野球やバスケットボール、フットボール、そしてけんかに明け暮れた日々だった」という。

関連ニュース