本田圭佑、一寸先は“断崖絶壁” ブラジル名門ボタフォゴ大フィーバーも、また監督解任で

 ブラジルの名門ボタフォゴに移籍した、元日本代表MF本田圭佑(33)のデビュー前から、周囲が早くもドタバタし始めた。

 大フィーバーとなった本田のブラジル入り。空港には3000人近く、入団イベントには1万人以上の熱狂的なサポーターが集結した。クラブは11日の初練習の模様も撮影し、倒れこみながら得意の左足でサイドチェンジした場面を、「実に洗練されたプレー」の賛辞付きで世界に配信した。

 一方で早速、ブーイングも起きている。9日にはリオデジャネイロ州選手権・フルミネンセ戦でチームの戦いぶりを初観戦したが、50分以上も遅刻した上に「試合を見ないで携帯ばかりいじっていた」とサポーターのSNSで批判を受けた。

 しかも、この試合は0-3で完敗。一時は契約がご破算になりかけた本田を、「絶対に獲得すべき」とクラブ側に進言した、ヴァレンティン監督が解任されてしまった。

 後任はJ1鹿島も率いたパウロ・アウトゥオリ監督(63)に決定。現地メディアは本田のデビュー戦を、3月1日のリオデジャネイロ州選手権・ボアビスタ戦と予想している。だが、新監督の本田に対する評価が出ていない以上、本当に起用されるかは不透明だ。

 デビューまでの道のりをさらに難しくしそうなのが、新天地の気候だ。毎年クリスマスから3月中旬までは、日本でいう真夏の季節。最高気温30度を超す日も多く、サッカーに適した気候とは程遠い。初めての南米クラブで、コンディションを順調に仕上げられるか。

 すでに話題の面では、大きなインパクトを与えることに成功した本田だが、ブラジルのサポーターやメディアの手のひら返しは日常茶飯事。浮き沈みが最も過激なサッカーの王国で、熱烈な歓迎パレードの一寸先には断崖絶壁が待っている。

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