松井裕樹の楽天入りは15年前に決まっていた!? 三木谷オーナーがベストドレッサー賞初受賞時に“約束”

 「Tシャツでオーナー会議に出るのは、僕だけでしょう」

 27日に都内で行われた第48回ベストドレッサー賞の授賞式で、2度目の受賞となった楽天の三木谷浩史代表取締役会長兼社長(54)はそう言って高らかに笑った。

 世耕弘成参院自民党幹事長、女優の杏、俳優のムロツヨシら各界の著名人が居並んだ壇上にグレーのジャケット、黒のTシャツ、黒のスキニージーンズ、同じく黒のスニーカーというラフなスタイルで登場。

 「われわれインターネット業界ではスティーブ・ジョブズ(米アップル社創業者)の黒Tシャツというのが、1つのスタンダードになっている」と説明した。

 この5時間前には、同じく都内で行われたプロ野球オーナー会議で議長として1年の任期の最後の務めを果たしたが、会議後の会見は「所用のため」としてキャンセル。斉藤コミッショナーに説明を任せて会場を後にしていた。

 近鉄とオリックスの合併に揺れた15年前の2004年。三木谷氏は堀江貴文氏率いるライブドアとの球界参入争いを制し、話題性を評価されて同賞を初受賞した。

 その席でのこと。ある大手アパレル勤務の男性から「私の小学3年の息子も野球をやっているんですよ。どうぞよろしくお願いします」とあいさつされ、「ぜひ、将来はイーグルスに入ってください!」と返していた。

 このアパレル勤務の男性こそ、現在楽天で守護神を務める松井裕樹投手(24)の父、良友さん(62)だった。野球を始めたばかりの当時9歳の長男を若きオーナーにプッシュしていたことになる。

 15年後の今回にサプライズとして招かれていた良友さんは「15年前に三木谷会長が返してくださったのは社交辞令だったと思うんですが、まさかまさか現実になるなんてね。裕樹がイーグルスにお世話になっているのは運命なのかと思います」と三木谷会長に祝いの花束を手渡して感慨深げだった。

 IT業界の風雲児にとっては、さしたる熱意を感じさせなかったオーナー会議よりは有意義なイベントだったのかもしれない。(片岡将)

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