暴力が「なかったということではない」 暴力防止検討委が中間報告 大相撲

 相撲界の暴力根絶を目的に設置された外部有識者の「暴力問題再発防止検討委員会」が8日、東京・両国国技館で中間報告会見を開き、但木敬一委員長(元検事総長)が経過報告とともに今後の活動について説明した。

 委員会は2月の設置後、現職の日本相撲協会員約900人を対象に進めてきた相撲界の暴力に関する聞き取り調査をほぼ終えた。但木委員長は「なかったということではない」と暴力の存在を認めたが、「調査結果の分析を終えておらず、きょうの段階で正確なことはいえない」として具体例は挙げなかった。

 今後は時津風部屋で力士暴行死事件が起きた平成19年以降に協会員だったOB約千人を対象に、相撲界の暴力に関するアンケートを実施する。9月に調査結果をまとめて公表し、10月に最終報告をまとめる。

 但木委員長は「肉体をぶつけ合う相撲の競技内容と暴力に親和性はある。それをどう律していくか」と問題点を指摘。報告を受けた協会の八角理事長(元横綱北勝海)は「分かりました。よろしくお願いします」と応じたという。

 委員会は元横綱日馬富士による傷害事件の原因究明や過去にさかのぼった相撲界における暴力問題の実態把握、再発防止策の提言などを目的に設置。但木、元大阪府警本部長の近石康宏、剣道範士八段の中田●士、元ソフトボール日本代表監督の宇津木妙子の4氏で構成されている。

●=王へんに秀

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