阪神・俊介、飛んだ救った!ど偉い美技で1点守り切った

 (セ・リーグ、中日1-2阪神、5回戦、阪神3勝2敗、19日、ナゴヤD)大島が放った鋭いライナーが中堅左に飛んでいった。やられた。同点か…。でも、俊介が飛んだ。エビ反りだ。そしてグラブを高々と掲げた。

 「捕れて、よかったです。ここまで勝利に貢献できてなかったので…」

 細かな継投策で、わずか1点リードでの逃げ切りを図っていた八回二死二塁だった。代わったところに打球が飛ぶ、という野球の格言は生きている。高山に代打・鳥谷を送った関係で、その回から中堅に入っていた俊介に大勝負がやってきた。

 俊介のもとに糸井が駆け寄る。福留も祝福する。金本監督は「ま、そのために出ているんですから」とニヤリとするだけだったが、うれしくないはずがない。中村外野守備走塁コーチも「スーパープレーじゃないですか。本塁打ぐらいの価値がある」とうなずいた。

 昨季は打率・309、4本塁打、23打点と飛躍したが、今季はここまで15打席無安打なし。14日のヤクルト戦(甲子園)からスタメンは遠ざかり、代走要員、守備要員が続いている。俊介は「守備は絶対なんで」と自戒を込める。どんな状況でも相手チームの打順、相手打者の調子、屋外球場であれば風の向きを1球1球確認し、とっさの行動に備えているという。この日もスタートは遅れたものの、執念のダイブでリカバリー。これが俊介の勝負強さだ。

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