強豪・前橋育英が悲願の初V 日本代表戦士ら育てた山田監督のような指導者は出てこないのでは…

 【No Ball,No Life】高校サッカー選手権で前橋育英(群馬)が初優勝を飾った。前回大会も決勝まで進んだが、青森山田に0-5で大敗。そのリベンジを果たした。

 名門・前橋育英。初優勝というのは意外だった。これまで数多くの名プレーヤーを輩出。日本代表としてW杯に出場した選手もいる。そんな諸先輩でもできなかった全国制覇を果たし、就任35年目の山田耕介監督は男泣き。これまでの苦労が報われた瞬間だった。

 1983年に山田監督が就任。翌年に入部したのがMF山口素弘だった。87年に高校選手権に出場。卒業後、山口は才能を開花させた。東海大に進学し、全日本大学選手権で2度優勝。91年には全日空(後に横浜フリューゲルス)に入り、レギュラーに定着した。

 97年にはフランスW杯アジア最終予選の日本代表に選出され、98年に同W杯への出場も果たした。前橋育英出身の選手では山口がもっとも成功した選手だろう。

 92年には、DF松田直樹が入部。天性の才能とフィジカルの強さから「井原2世」の異名をとった逸材だが、中学時代はFWだった。

 山田監督にDFとしての資質を見いだされ、転向した経緯があった。松田は横浜M入団後も即先発で起用されるなど才能を発揮。2002年日韓W杯にも先発で出場した。同校出身で大成した選手の一人。しかし、11年8月4日、突然の死去に、多くのファンが悲しんだ。

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