青森山田、1点遠く 前回王者が早すぎる敗退 高校サッカー

 1点が遠かった。青森山田はシュート15本を放ちながら長崎総合科学大付のゴールをこじ開けられなかった。2連覇を逃した黒田監督は「これだけ決定機があって決められない試合はなかなかない」と首を振った。

 0-1で迎えた後半はボールを支配した。左右からのクロス、途中投入された195センチの三国のパワープレーなどで好機を作った。ゴール前で冷静さを欠き、シュートはゴールの枠外か相手GKの胸に収まった。

 前回大会は得点王の鳴海(仙台大)、得点ランキング2位の高橋(J2千葉)と分厚い攻撃からゴールを量産する才能に恵まれた。この日、エースの郷家は「どう動けばいいか分からなかった」と、後半はシュートを1本も打てなかった。

 前回優勝経験者は2人しか残っていなかった。指揮官は「メンタルが課題」と危惧していた。劣勢、苦境から試合中に少しずつ展開を修正する能力を欠き、郷家は「時間の経過とともに焦りからミスが増えた」と悔やんだ。悪循環から抜け出せずに前回王者は終戦を迎えた。(五十嵐一)

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