稀勢の里が稽古納め 紆余曲折の1年「いい勉強」兄弟子助言の猛稽古で復活期す

 大相撲の横綱稀勢の里が29日、東京都江戸川区の田子ノ浦部屋で年内最後の稽古を行った。悲願の初賜杯を抱き、新横綱の春場所は左上腕付近を痛めながら劇的な2場所連続優勝を飾る一方、夏場所から4場所連続休場中。紆余曲折の1年を「いい勉強、いい修行になった」と総括し「また一から来年頑張りたい。優勝を目指す」と復活への意気込みを語った。

 年納めの稽古場で、稀勢の里は弟弟子の高安と力のこもった三番稽古をこなした。番数は前日と同じ30番。さらにぶつかり稽古では高安に何度も転がされ、終わる頃には息も切れ切れで、横綱としては珍しい泥だらけの姿に。「しんどいっすね」と漏らすも、表情に充実感があった。

 横綱になって、これだけの稽古量をこなすのは初めて。熱が入った背景には兄弟子の助言があった。27日夜。元関脇若の里の西岩親方に誘われ、高安と3人で会食し「横綱でも稽古場で格好をつけては駄目。きれいな体のまま稽古を終えるな」とハッパをかけられた。

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