冬巡業、貴乃花親方の代役に確執ある兄弟子親方送り込む深謀

 ◆安芸乃島との遺恨

 審判部からの派遣メンバーに選ばれた高田川親方は、貴乃花親方とは二子山部屋時代の兄弟弟子。ただし、引退後は指導方針などを巡って対立して確執が生まれ、袂を分かった。

 「亡くなった二子山親方(元大関・貴ノ花=貴乃花親方の実父)は、貴乃花部屋にいられなくなった安芸乃島を、一門には所属せずに部屋を運営していた先代の高田川親方(元大関・前の山親方)に預けた。貴乃花は、安芸乃島を巡る心労が二子山親方の病状を悪化させたと思い込んでいるところもあり、対立は根深い。貴乃花が一門を割って“独立”したのを見計らうように、安芸乃島が二所ノ関一門に戻ったことからも両者の遺恨がうかがえます」(後援会関係者)

 “反・貴乃花”の親方を巡業に送り込む意味は大きい。巡業部には、一門の枠を超えて貴乃花親方に共鳴する親方が集まっているからだ。

 「同じ一門の阿武松親方(元関脇・益荒雄)をはじめ、副部長の玉ノ井親方、木瀬親方(元前頭・肥後ノ海)、尾上親方(元小結・濱ノ嶋)、立田川親方(元小結・豊真将)ら現役時代の横綱・貴乃花を尊敬する若手親方衆ばかり。今回の巡業に審判部から派遣された浅香山親方(元大関・魁皇)も人望が厚く、貴乃花親方に近いとされている。

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