日馬暴行問題で露呈した相撲協会の非常識 八角理事長は危機管理委に“丸投げ”、日馬“謎のとんぼ返り”に説明なし
横綱日馬富士(33)=伊勢ケ浜部屋=が宴席で東前頭8枚目の貴ノ岩(27)=貴乃花部屋=をビール瓶で殴るなどして大ケガを負わせた問題は大スキャンダルに発展しているが、八角理事長(54)=元横綱北勝海=をはじめ日本相撲協会幹部の認識は、一般社会とかけ離れていることを露呈。今後は、日馬富士の処分などで、いかにファンを納得させ事態を収拾するかがポイントとなるが、世間の反応を見誤れば、一気に人気凋落を招く。
「まずは相撲協会で、しっかり調査を行うという報告を受けている。迅速に事実関係を解明することが大事だ」
菅義偉官房長官が15日の会見でこう言及。日本相撲協会は2014年に公益財団法人に移行し透明性が求められるはずだが、事件発覚から2日目の同日、協会幹部は一斉に沈黙。迅速どころか、事態の深刻さを理解しているのか疑いたくなる対応を続けている。
横綱の暴行が発覚した14日、八角理事長(元横綱北勝海)は報道陣に囲まれると、開口一番「広報部長が話しているでしょ?」。その後、渋々口を開いたが、「事実関係を調べているところ。今までいろいろな講習会を開き、脇を締めていたつもりだけど残念だ。毎年やっているけど、響いていないのかな?」などとピント外れの発言に終始した。いまだに、組織のトップとして正式な会見を開く予定もない。
さらに八角理事長は、鏡山親方(元関脇多賀竜)が部長を務める危機管理委員会に“丸投げ”。本格的な調査開始は開催中の九州場所終了後になる見込みだというのだから、そのスピード感のなさにあきれるばかりだ。この辺りが「相撲協会の常識は、世間の非常識」と関係者の間で揶揄されるゆえんだろう。





