稲葉J、影のキーマンは伊東前ロッテ監督 正捕手候補の甲斐にアドバイス「失敗があるから次の成功につながる」

 「アジアプロ野球チャンピオンシップ2017」(16日開幕=東京ドーム)を戦う野球日本代表の宮崎合宿が9日からスタート。今季限りでロッテ監督を辞任し、侍ジャパン強化副本部長に就任した伊東勤氏(55)も合流した。

 伊東氏は「しっかりしたチーム編成をして、万全の態勢で五輪で金メダルを取れるチームを作れるようにしたい。全員が同じ方向を向かなければいけない」と初日から精力的に動いた。稲葉篤紀監督(45)とは2009年のWBC第2回大会で、総合コーチと選手として接して以来の仲。監督経験のない指揮官を支えるヘッドコーチとして入閣の噂もあったが、結局フロントに回った。

 今季は最下位に終わったものの、西武、ロッテで通算9年監督を務めたキャリアと手腕は球界屈指。伊東氏は「稲葉監督は苦労する点も出てくると思う。協力してコミュニケーションを取っていきたい」とバックアップを約束し、若い首脳陣にとって心強い存在だ。

 正捕手候補の甲斐(ソフトバンク)には「日本シリーズを経験して『しびれた。緊張して何が何だか…。失敗もかなりしました』と言っていたので、『失敗があるから次の成功につながる。成長する意味ではいい経験をした』と話をした」とさっそくアドバイス。「いずれは日本を代表する選手になると期待している。性格的な強さを持ち、体で表現することも兼ね備えた選手」と鋭い眼力をみせた。

 稲葉監督は「監督経験、国際経験もあるので『何かあればアドバイスをください』と話をしました。非常に心強い。捕手目線で話をしてもらえる。今後の人選も含めて参考になる」と全幅の信頼を置く。伊東氏は「あくまでも主役は現場の監督、コーチ、選手。しっかりサポートできたら」と黒子に徹するつもりだが、影のキーマンといえる。(塚沢健太郎)

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