大相撲九州場所 出場明言の稀勢の里、一年納めの場所で再起を期す

 大相撲の横綱稀勢の里が9日、福岡県大野城市の田子ノ浦部屋での朝稽古後に「しっかり仕上がっていると思う。一生懸命やるだけ」と九州場所(12日初日、福岡国際センター)への出場を明言した。左上腕付近などのけがで全休した先場所を含め3場所連続で休場していたが、一年納めの場所で再起を期す。

 最後に相撲を取った7日の二所ノ関一門の連合稽古。出稽古に来た大関豪栄道、同じ部屋の大関高安と申し合いを繰り広げたが、7番取ったところで離脱し、自ら稽古を切り上げた。

 周囲を心配させたが、その日は準備運動で四股を踏んでいるときから疲労感があったという。翌日の稽古も休み、朝から治療を受けて静養につとめ「身体が軽くなった」。それほど追い込めるまでけがから回復した証しでもある。

 休場明けだった10月の秋巡業は初日から相撲を取り、朝乃山、大栄翔、正代と幕内で生きの良い若手を指名。序盤を中心に13日間で計111番を積み重ねた。福岡入り後は番付発表翌日から高安と三番稽古。負傷前を彷彿(ほうふつ)させる積極的な調整だった。

 一方で、最大の武器である左おっつけを中心とした攻めが完全に復調したとは言い難い。豪栄道との稽古では左から押し込みきれず、たまらず引いたり、腰が浮いて中に入られたりする場面が目立った。

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