「タカマツ」に続くか 日本男子ダブルスに「イノカネ」現る 結成11年目の微妙な関係

 世界選手権で過去最多となる4個のメダルを獲得するなど、波に乗るバドミントン界にニューヒーローが現れた。9月に行われたジャパン・オープン男子ダブルスで井上拓斗(22)、金子祐樹(23)組が格上を次々と倒して準優勝を果たした。結成11年目のベテランペアだが、取材時に流れる2人の雰囲気が何ともいえないのだ。「仲がいいとはいえない」と苦笑いする“微妙な”関係性とは-。

結成11年も「気が合わない」

 サウスポーの金子が後衛から強打を打ち込み、クレバーなプレーが持ち味の井上が相手の穴に落とす。コート内でぴったりと息のあったプレーを見せる2人は、埼玉栄中入学後すぐにペアを結成した。小学生の頃には、全国大会でシングルスで上位に入る実力者同士。「パワーが足りなかったけど、なんとなくいい勝負はできていた」と井上。全国中学校大会、全国高校総体、世界ジュニアなどで結果は残してきたが、金子いわく「結成したときから気が合わなかった」のだという。

 遠征先ではホテルの同部屋だが、会話はない。試合動画も各自で確認し、メールやラインも必要最低限の内容のみ。プライベートで食事に行くことは「絶対ないです。会話が成り立たない」(金子)。それでも、コートの中では自然とかみ合う。「じゃなきゃここまで来ていないです」と金子は苦笑まじりに10年あまりを振り返る。

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