鷹・千賀、最高勝率ほぼ手中!1-3六回降板も九回二死から上林が同点打

 (パ・リーグ、ソフトバンク4x-3オリックス=延長十二回、25回戦、ソフトバンク18勝7敗、6日、ヤフオクD)首をかしげて降板した男が一転、大爆笑だ。土壇場で、一度消えかけた自身初タイトルをほぼ手中にしたソフトバンク・千賀は、ナインに次々と小突かれ、頭を下げてベンチをまわった。

 「情けない投球をしたし、本当にありがたい。(タイトルは)ないと思ったものが手元にきて、うれしいのひと言だし、不思議な感じです」

 試合前の時点で13勝4敗、勝率・765はリーグトップだった。登板回避ならタイトル確実という状況で、あえて先発。五回に若月、T-岡田に2者連続本塁打を浴びるなどして、6回9安打3失点。1-3で降板した。そのまま負けていれば同・762の東浜(16勝5敗)に抜かれるところだったが、2-3の九回に二死から上林が同点打。黒星が消えた右腕は勝率1位に“返り咲き”。登板理由の一つでもあった規定投球回にも、ちょうど到達した。

 「最高勝率投手」は、12勝3敗の昨季も目の前で逃した。条件の13勝に届かず、和田の手に渡った。その先輩から「タイトルを獲ると『次はこのタイトル』と、オフの刺激になるよ」と背中を押されてきたが、またも同僚に渡す危機。苦笑いの右腕は、ポストシーズンに向けて気を引き締めた。

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