巨人再建の切り札、吉村氏入閣へ!「不屈の天才」が野手に魂注入

 確かな野球観と指導力に定評がある。現役引退後は2002年に1軍打撃コーチに就任。翌年に退団したが、06年には2軍監督に就き、新人の脇谷らを1軍に送り出した。07年には1年目の坂本勇を指導し、翌年からのブレークの礎を築いた。若手野手を引き上げる-という人物像に最適だ。組閣は今後本格化される。担当部門は未定だが、チームが直面する困難を克服するイメージにも重なる。

 最終戦は秋風漂う神宮で、ドラフト1位・吉川尚(中京学院大)がプロ初安打を含む3安打、2年目の宇佐見が4号ソロと若手が躍動。九回には引退を決めた相川の安打を皮切りに、2年目の山本がプロ1号となる満塁弾を放って試合を決めた。

 「吉川尚? 軽快な動きで、楽しみなバッターだと思う。若手が切磋琢磨? こういったものがこれから、未来につながればいいなと思う。すべてがね」。高橋監督は「未来」に向けて柔らかい表情をみせた。

 吉川尚や宇佐見ら若手が台頭すれば、戦力は格段に増す。巻き返しへの若葉は芽吹いている。シーズンを終え、動き出した巨人改革。屈辱の1年を転機とできるかは、来季以降の戦いにかかっている。

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