稀勢の里、九州場所へ『復活』宣言「いい相撲をみせられると思う」

 大相撲の横綱稀勢の里(31)は29日、11月の九州場所(12日初日、福岡国際センター)での「復活」を宣言した。5月の夏場所、7月の名古屋場所を途中休場。さきの秋場所では初土俵以来初めて15日間の全休を経験し、3場所連続休場となった。九州場所に出場すれば、結果責任も問われかねない緊迫感も募る。横綱はこの日、茨城・笠間市の笠間稲荷神社で横綱土俵入りを行い、再起へ向け力強い姿を披露した。

 高い雲。社殿を囲む杜を抜けた秋風が、横綱を心地よく包み込む。左上腕部、左大胸筋に負傷を抱える稀勢の里が、秋場所前に休場を決断して以来、初めて口を開いた。

 「(秋場所には)調整が間に合わなかった。悔しかった。(休場中は)朝から晩まで相撲のことを考えていた。毎日、毎日、復活しようと思ってやってきた」

 すでに、稽古場の土俵で三段目力士に胸を出し、九州場所出場へ向けて決意をにじませた。

 秋場所は稀勢の里を含む白鵬、鶴竜の3横綱、さらに2大関が途中休場し、99年ぶりの異常事態となった。それでも、千秋楽で一人横綱の日馬富士が逆転で賜杯を抱き、「さすが横綱だと思った。諦めずにやり続けることは素晴らしい。学ぶこともあった」。

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