野村克也氏「広陵・中村は野村2世だ」「俺と同じ母子家庭」 教え子の侍J稲葉監督は「無理だろ。器じゃない」

 82歳にして来季ヤクルト監督復帰に意欲を見せた、野村克也氏(82)への独占インタビューの後編。ノムさんの舌鋒は、夏の甲子園で大会新記録の6本塁打を放ち今秋ドラフトの目玉の1人に躍り出た広陵・中村奨成捕手、さらには、教え子で侍ジャパン新監督に就任した稲葉篤紀氏(45)にまで及んだ。(聞き手・塚沢健太郎)

 --広陵の中村が“打てる捕手”として名を上げた

 「俺とよく似ているんだよ。野村2世だ」

 --確かに、強打の捕手といえばプロ通算657本塁打のノムさん

 「俺と同じ母子家庭で、一生懸命親孝行していると聞いた」

 --中村もお母さんに女手ひとつで育てられたそうだ

 「野球選手はハングリー精神が必要だ。そういう子はプロ野球に入ってきて『負けたくない』という思いが人一倍強いはず。俺は半端ではない苦労をしたから、『母親を楽にさせてあげたい』、『いい暮らしをさせてあげたい』と、そこがエネルギー源になった。貧乏は絶対嫌だと、その一心で野球をやっていたからな」

 --中村は「ここまで支えてくれた母や家族にしっかり恩返しがしたい」と言っている

 「今の選手は感謝の心が薄れているように見受けられる。誰でもいい。『この人に感謝しています』という人がいれば、感性は鍛えられる」

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ