【魅惑アスリート】妖精が躍動した世界選手権 “美”をした新体操のフェアリージャパン

 9月3日までイタリアで開催された新体操の世界選手権。五輪種目の団体総合で42年ぶりにメダルを獲得するなど、日本の“フェアリー(妖精)”たちが躍動した。リオデジャネイロ五輪のトップ選手が第一線から退き、2020年東京五輪へ向けて新陣容で臨んだ国際大会で大きな足跡を刻んだ。

 新体操は13メートル四方のフロアで、音楽に合わせながらリボンやボールなどの手具を使って演技し、芸術性を競う採点競技である。日本は低迷期を経て、復活する形で今回の世界選手権で過去最多となる1大会4個のメダルを獲得した。

 8月30日の個人種目別決勝のフープで、170センチの長身と長い手足を生かした演技によって2016年のリオデジャネイロ五輪代表の皆川夏穂(かほ、20)が17.700点で銅メダルを獲得した。日本勢の個人としては1975年大会のフープで金メダルの平口美鶴以来、42年ぶりの表彰台の快挙を演じた。

 4歳から新体操を始めた皆川。2012、13年の全日本ジュニア選手権で優勝し、この実績を評価されて13年から特別強化選手に指定された日本のエースだ。

 日本体操協会が12年から乗り出した強化策の一環として、強豪国ロシアに練習拠点を移して4年。モスクワ郊外にある国立のトレーニングセンターで世界のトップ選手を身近に感じながら練習を積み重ねた。日本体操協会の強化策が結実した格好だ。「世界選手権でのメダルは初めてなのですごく重い」と頬を紅潮させていた。

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