日本ハム・大谷、二刀流の完全復活は道半ば 四回途中4失点で降板

 「いいところも悪いところもあった」。手応えと課題が交錯する投球内容に、日本ハムの大谷は複雑な表情を浮かべた。7月12日以来、今季2度目の先発登板は、四回途中4失点で降板。今季2敗目を喫した右腕は「(二回途中4失点の前回登板に比べ)進歩はしていると思う」と必死に前を向いた。

 一回から直球は160キロを計測。三回までは無失点に抑えたが、四回に入ると突如乱れた。先頭打者のソフトバンクの2番今宮に四球を与え、4番柳田に適時打を許し、6番福田にも3ランを浴びたところで交代を告げられた。「ここ一番というところで失投してしまうのは、まだまだ」と自らに厳しかったが、栗山監督は「前には進んでいる」と責めることはしなかった。

 この日はバックネット裏も熱気を帯びていた。大谷は今季終了後にもポスティングシステム(入札制度)を利用して米大リーグに挑戦する可能性があるため、ヤンキースなど10球団以上の球団幹部らが右腕の投球に熱視線を送った。

 周囲の騒々しさをよそに、「きょうの反省をふまえて、次の登板につなげたい」と冷静に前を見据えた大谷。二刀流の「完全復活」は、まだ道半ばにある。(浅野英介)

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