カモンG!広島、CS争い高みの見物 巨人のCS出場期待するワケ

 【江尻良文の快説・怪説】

 優勝へのマジックを「24」(21日現在、以下同)としているセ・リーグ首位の広島はまさに“高みの見物”。4位・巨人が3位・横浜DeNAに3連勝して2ゲーム差に迫り、にわかにCS出場の可能性が広がったのも、広島にとっては大歓迎だ。

 というのも、広島は今季巨人には15勝5敗(勝率・750)の“貯金10”で最も相性が良い。ネギを背負ったカモといった風情だ。最下位独走のヤクルト(13勝6敗1分=勝率・684)、5位中日(10勝6敗2分=同・625)以上に戦いやすい相手といえる。

 一方、2位阪神には10勝9敗1分、3位・DeNAにも9勝8敗で、ほぼ5分。巨人がDeNAを抜き去って3位に浮上しCSファーストステージに出場、いっそのこと阪神まで撃破してファイナルステージに進出してきてくれれば、広島にとっては願ったりかなったりだろう。

 熱狂的な声援を受ける本拠地・マツダスタジアムでの広島の強さは圧巻だ。今季もロードでは29勝24敗3分と貯金はわずか5。ところが、ホームになると豹変して40勝16敗1分、貯金24。

 しかも、セ・パ交流戦も11勝6敗1分けでセ・リーグ球団で唯一貯金した昨年同様、見事クリアした。「パ・リーグ圧勝の交流戦突破がセ・リーグ制覇への最大関門」も何のその。今季は12勝6敗で、ソフトバンクに次ぐ12球団中2位の座を射止めた。

 昨季の25年ぶりのリーグ優勝で自信をつけた広島は今季、投打にスケールアップし死角が見当たらない。懸念されていた男気・黒田博樹氏の引退も逆に投手陣の競争激化にプラス転化されているのだから驚異的だ。

 セ最強の新赤ヘル軍団とすれば、CS突破は当然で、すでにその視線は33年ぶりの日本一達成へ、日本シリーズの相手に向けられているのではないか。(江尻良文)

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ