ソフトB、“首位決戦”楽天3連倒!最短で26日に優勝M20点灯

 (パ・リーグ、楽天1-4ソフトバンク、18回戦、9勝9敗、20日、コボパーク)3日連続の雨中の戦いで、首位・ソフトバンクが2位の楽天を圧倒した。早めの決断で、直接対決の3連勝が完成。工藤監督が心を鬼にした。

 「『あそこで一本出たら』というところだったので。武田くんには申し訳なかったけど」

 1点リードの五回、二死一、二塁で動いた。勝利投手の権利目前の武田を代えた。投手出身の将が「僕としても(好ましくないと)思った」と話す非情な采配はピタリと的中。投入した嘉弥真が銀次から空振り三振を奪い、森、モイネロ、岩崎の無失点継投で逃げ切った。

 抑えのサファテは休養日だった。早めのリリーフ投入は避けたい状況で「難しいけど、まず勝ちパターンの投手を」と勝負をかけた。普段はカード勝ち越しを重視し、3連勝への色気はみせない指揮官が、ゲーム差を「6・5」まで広げた1勝の価値をかみしめた。

 「この1個は非常に大きい。選手も、もうひとつという思いでやってくれていたから」

 試合前のベンチ裏では連日、高校野球の中継が流れた。休憩中は歓声もあげてリラックスしていた選手たちは、3連戦で一度もリードを許さなかった。指揮官はナインの集中力に目を細めた。

 「ほぼ先制して、なかなか点が取れない試合も勝てるのは、全体の総合力。チーム状態はいいと思う。『いくぞ』という姿勢も出ているしね」

 2位を退けて5度目の5連勝を飾り、22日からヤフオクドームで3位の西武戦だ。勝ち続ければ、最短で26日に優勝へのマジックナンバー20が点灯する。気が付けば一人旅だ。 (安藤理)

 ◆勝利投手の権利目前の4回2/3、1失点で降板したソフトバンク・武田 「制球が悪かった。(不安な投球が)最近ずっとなので、何も言えない。めげずに頑張ります」

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