稀勢の里、鎮魂の土俵入り「みえないところで苦しんでいる方もいる」 大相撲

 大相撲の横綱稀勢の里(31)が14日、岩手・釜石市で横綱として初めて「東日本大震災復興土俵入り」に参加、集まった約1000人の前で鎮魂の土俵入りを披露した。日本相撲協会が被災地支援として開催している復興土俵入りはこれまでも被災地各地で行われ、今回で7年連続。露払いには地元の盛岡市出身の幕内錦木、太刀持ちは輝が務めた。横綱日馬富士(33)も土俵入りを披露した。

 折からの雨模様で当初予定されていた会場の鵜住居(うのすまい)小、釜石東中の校庭から同校体育館へ移されて開かれた。稀勢の里は震災が起きた6年前も慰問巡業で東北の被災地を巡った経験はあるが、当時は関脇だった。19年ぶりに誕生した国内出身横綱として1分27秒の堂々とした土俵入りに、館内は大きな拍手に包まれた。

 「こういうかたち(横綱)で戻ってこられてよかった。自分の頑張りと比べたら、こちらの方のほうがよほど厳しいと思う」。会場入りする道すがら街並みもみて「少しずつ回復しているようだけど、みえないところで苦しんでいる方もいるでしょう」と被災地へ寄り添った。

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