世界陸上 男子400mリレー 日本、余裕の予選突破 桐生「挑戦者として臨む」

 力を残して日本は予選を突破した。昨夏のリオデジャネイロ五輪で銀メダルを獲得し、注目を集める男子400メートルリレー。200メートルで右脚を痛めたサニブラウンが大事をとって不出場となり、リオ五輪から1走の山県亮太(セイコーホールディングス)が多田に入れ替わった布陣で臨んだ。

 「スタートがあんまり合わなかった」。そう多田が振り返ったように、号砲への反応速度は0・197秒と、もう一歩。しかし加速自体は悪くなく、バトンも問題なく2走の飯塚へ。ここからはなじみの走順で無難につなぎ、米国、英国に次ぐ3着で決勝進出を決めた。38秒21のタイムは全体6番目。距離感が詰まった3走から4走へのバトンパスを含め、全体的にもう一段レベルを上げられる余裕があった。

 今大会、これが初レースだった桐生は「僕だけまっさらなんで」とパワーをため込んでいた。出場できなかった個人種目の間に、現役を引退するウサイン・ボルトの最後の100メートルと、200メートルで3学年下のサニブラウンが激走する姿をトラックの外から見届けた。思うところは多いはず。

 「複雑に考えない。リレーとしてしっかり走る。去年良かったから今年もいけると思いすぎず、挑戦者として臨みたい」。ロンドンは2020年東京五輪への新たなスタートだ。(宝田将志)

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