稀勢の里、横綱昇進後初めての巡業参加 夏巡業に合流「しっかり務める」

 大相撲で2場所連続途中休場中の横綱稀勢の里が10日、茨城県日立市で行われた夏巡業に合流した。今年1月の初場所後に最高位へ昇進してから初の巡業参加。けがからの復活を目指す31歳は「しっかり務めることが一番」と落ち着いた口調で語った。

 出身県で行われた巡業とあって、朝稽古に姿を見せると客席からは温かく盛大な拍手が送られた。土俵下で四股を踏み、付け人を相手に突き押しを確認するなど軽めの調整。引き揚げる際には殺到するファンの色紙にサインし、喜ばせた。

 取組は行わなかったが、土俵上で綱締めを実演した後、力強い雲竜型の土俵入りを披露。夏巡業は27日まで続く。「いい体をつくることを心掛けたい」と言い、徐々にペースを上げる考えだ。

 3月の春場所で左上腕を痛め、7月の名古屋場所では左足首も負傷し、6日目から途中休場した。先月31日から部屋での稽古を再開し「(体を)動かせるようになったから」と巡業に参加。けがからの回復具合は「まだまだ」と冷静に現状を語った。

 秋場所(9月10日初日、両国国技館)まではちょうど1カ月。注目される本場所出場について問われると「しっかり稽古をしてから」と述べるにとどめた。(藤原翔)

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