早実・2年の雪山幹太、急造エースは清宮を甲子園に連れて行けるか 2カ月前まで捕手「度胸とセンスのかたまり」

 “怪物スラッガー最後の夏”が佳境を迎えようとしている。高校通算106本塁打の清宮幸太郎内野手(3年)を擁する早実は、西東京大会準々決勝(25日=神宮)で日本学園を5-1で撃破。準決勝(28日=同)進出を決めた。清宮は相手の警戒もあって2打数1安打2四球、ノーアーチに終わったが、エースの雪山幹太投手(2年)が1失点完投。わずか2カ月前に投手転向を言い渡されたばかりの背番号「1」は、全国屈指の破壊力を誇る打線とは対照的に“弱体”といわれてきた投手陣を一変させ、チームの救世主になろうとしている。 (片岡将)

 「ここまで来たら甲子園に行くしかない。正直、疲れはありますが、後ろにリリーフもいるし、ここから先は投げきれるところまで投げて後ろに託そうと思います」

 雪山は汗を拭いながら、まなじりを決した。投球の際、たびたびキャップが飛ぶ。「ベストのサイズがなかなか見つからないんです。すぐに脱げちゃう」と苦笑いしつつ、少し大きめの帽子をかぶり直した。

 身長170センチ、73キロと決して大きくない体で、上手投げから打たせて取る投球。日本学園を6安打1失点に押さえ込んだ2年生右腕は、わずか2カ月前まではマスクをかぶり投手と正対していた。

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