4強入りの早実・清宮、試合前チームに「もうあんな思いをしたくないよな」 高校最多107号はお預け

 西東京大会準々決勝が25日、神宮球場で行われ、早実の清宮幸太郎内野手(3年)は日本学園戦(神宮)に「3番・一塁」で出場し、第3打席に左中間二塁打を放って2打数1安打、2四球。5-1で快勝し、準決勝に駒を進めた。あと1本に迫っている高校通算最多本塁打記録の107本(山本大貴=神港学園)は準決勝(28日)に持ち越しとなったが、相変わらずの鋭いバットスイングをみせつけた。(片岡将)

 相手先発の右腕、小橋川は130キロ台中盤の直球とスライダーを中心に外角にボールを集めたが、清宮は際どいコースを見極めた。1回1死二塁から四球を選んでチャンスを広げると、4番野村の二ゴロ失策で先制。5番雪山の左前適時打で清宮も生還した。

 2打席目も四球のあと、4回の第3打席は134キロの外角直球を左中間に運ぶ二塁打。「逆方向への飛距離が伸びていることは間違いなく自分が成長している点」と手応えを語っていたとおりの打撃。

 公式戦連続本塁打は8試合で途切れたが、依然として好調さをうかがわせた。

 「四球OKで後ろにつなぐつもりでいた。昨年準々決勝で負けて悔しい思いをしたので、試合前にチームに『もうあんな思いをしたくないよな。空虚でばかみたいだったよな』と話して奮い立たせました」と清宮。第4打席で内角球を引っかけて一ゴロに終わると、バットを放り投げて、悔しさをみせる場面もあった。

 試合は最後まで早実ペース。8回1死三塁から、1番橘内の中犠飛で5点目を奪って逃げ切った。早実先発の2年生右腕、雪山も6安打1失点完投。この春に捕手から転向したばかりの背番号「1」が、試合を引き締めている。

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