なぜ日本代表に無名のMF加藤が? ハリルJが「1年前から追跡した」男は頂への道筋をとらえる

 【No Ball,No Life】7日に味の素スタジアムで行われる国際親善試合のシリア戦。日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(65)にお願いがある。サプライズで初招へいしたブルガリア1部ベロエ・スタラ・ザゴラ所属のMF加藤恒平(27)を、ぜひ起用してほしいのだ。

 メンバー発表の席では「すぐにプレーさせるわけじゃない」と起用に否定的だった。「1年前から追跡していた」とこれまでスタッフが現地へ4度視察に赴いたことを説明。指揮官が実際にその目で確かめたことはなく、今回は手元に置いて練習させるだけの“お試し期間”であるとの見方が強い。

 加藤は、MF山口蛍(26)=C大阪=に似たタイプで、球際に強い守備的MFであるとハリルホジッチ監督は評した。世代別の日本代表歴もなければ、J1も未経験という異色の経歴。欧州ではメジャーとはいえないモンテネグロ、ポーランドなど東欧のリーグを渡り歩いてきた。Jリーグに数多くいるボランチではなく、なぜ、この無名の27歳なのか。

 その理由を知るには説明を聞くよりもプレーを見る方が手っ取り早い。

 勝てば6大会連続のW杯出場へ王手がかかるイラク戦(13日、イラン)のメンバーでもある。伊達や酔狂で呼んだわけではあるまい。合宿を見る限り、日本屈指のフィジカルを誇るDF長友佑都(30)=インテル・ミラノ=に体を寄せられても、加藤はたじろぐ様子もなし。相手の懐深く入ってボールを奪おうとする姿勢など、ハリルホジッチ監督が求めるデュエル(1対1の攻防)の部分を、Jリーグよりはるかに厳しい海外で研ぎ澄ましてきた印象を受ける。

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