錦織、日本男子選手最多の全仏13勝目!「ほぼ完璧だった」/全仏テニス

 テニス・全仏オープン第5日(1日、フランス・パリ)男子単2回戦で、世界ランキング9位の第8シード、錦織圭(27)=日清食品=は同74位のジェレミー・シャルディー(30)=フランス=を6-3、6-0、7-6のストレートで下し、3年連続の3回戦進出を決めた。中盤は相手を圧倒する展開。終盤に逆襲されたが、タイブレークで勝ちきった。3回戦で同67位の鄭現(21)=韓国=と対戦する。

 錦織が完全アウェーの中、“危険な相手”と警戒していたシャルディーを倒し、手応えを得た。

 「内容がすごくよかった。第3セットで巻き返されたが、それ以外はほぼ完璧だった」

 第1セット第7ゲームをブレークすると、一方的な展開。「自分から攻めていけた」というように、得意のストロークと、時折織り交ぜるドロップショットで相手を揺さぶった。第2セットを6-0で奪うなど、実に12ゲームを連取。かつて世界ランク25位まで上ったシャルディーが途方に暮れ、地元の観客はため息を漏らした。

 第3セット第3ゲームをブレーク。3-0としてタイムアウトを取り、右肩と胸のマッサージを受けた。その後、ショットの精度が落ち、相手に巻き返しを許す。再開直後の第4ゲームと、第8ゲームにブレークされて並ばれた。地元観客の声援を背に波に乗る相手の前に一転して苦しんだが、タイブレークで振り絞るように鋭いショットを放ち、ストレート勝ちした。

 全仏では13勝目。1931年と33年に4強入りした伝説のプレーヤー、佐藤次郎(34年死去、享年26)の日本男子最多勝利記録に並んだ。自己最高の8強に入った2年前と、4回戦で散った昨年は、いずれもフランス勢に敗れたこの大会だが、今年はその“鬼門”を突破した。

 「ポジティブな部分が多かった」。肩や3月に痛めた右手首に不安は残るものの、上位進出へ向けてプレーの調子は上がってきた。(円賀貴子通信員)

 ◆ジェレミー・シャルディー 「錦織は非常にいいテニスをした。もし優勝候補を3人選ぶなら、ジョコビッチ、ナダルと錦織だ」

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