NPB、新人114選手に「暴力団の実態」など重点的に講義

 日本野球機構(NPB)は11日、東京・文京区の東京ドームホテルで新人研修会を開き、12球団の新人114選手が参加した。一昨年から昨年にかけて発覚した巨人の4選手による野球賭博問題を受け、昨年までは同じ時間内で行っていた「暴力団の実態と手口」と「有害行為について」の講義を、それぞれ別項目に振り分けて実施。計1時間を費やすなど、日本野球機構(NPB)の再発防止への姿勢が強く打ち出された内容になった。

 NPBの井原敦事務局長が担当した「有害行為について」では、野球賭博問題を大々的に報じる新聞記事をスクリーンで紹介。信頼を低下させる重大な問題であることが強調された。賭博常習者が食事を振る舞うなどの手段で近付き、勧誘を断りにくくする生々しい手口も説明され、選手は神妙に聞き入った。

 巨人のドラフト1位・吉川尚(中京学院大)は「『相談する勇気が必要』とのことだったので、何かあれば相談したい」。ソフトバンクの同1位・田中(創価大)は「『自分は大丈夫』と思っている人が危ない。より一層、注意していきたい」と背筋を伸ばした。

 今回は昨年まで行われてきた「話し方、インタビューの対応」がなくなり、これらに時間が割かれた形。熊崎コミッショナーは「プロ野球選手になる以上、通常の社会人以上に厳しい目にさらされる」と自覚を促した。

◆「有害行為」などの講義を受けたロッテD1位・佐々木(桜美林大)「プロ野球界は、いろいろなことがある。人ごとではないと思った」

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